ホームスタートの歴史
世界のホームスタート



ホームスタートは、イギリスのレスターで1973年に始まりました。児童福祉のソーシャルワーカーをしていたマーガレット・ハリソンさんが、「親による親支援」「地域のボランティアによるピアサポート」が親の子育て意欲の向上には効くと確信しました。支援の層が厚くなること、継続的な支援が提供できること、支援と支援をつなぐ機能があること等の有効性も示されたこともあり、虐待防止施策の1つとして位置づけられるようになってゆきました。
現在では、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、北米、オセアニアの22の国々で、ホームスタートは実施されています。先進国でも途上国でも子育ての大変さには多くの共通点があります。そして、友人のように寄り添うフレンドシップの精神にも国境はないのです。様々な地域特性に適応しながら、共通の理念とポリシーを分かち合って日々活動しているのがホームスタートです。
ホームスタート実施国
- イギリス
- アイルランド
- フランス
- オランダ
- デンマーク
- ノルウェー
- ギリシャ
- マルタ
- チェコ
- ハンガリー
- リトアニア
- ルーマニア
- ベラルーシ
- イスラエル
- ウガンダ
- 南アフリカ
- ケニア
- タンザニア
- スリランカ
- オーストラリア
- 日本
- カナダ
ホームスタート・ワールドワイド

ホームスタートを実践する国々のネットワーク組織が、ホームスタート・ワールドワイド(HSW)です。3年に1度、グローバル・カンファンレンスを開催するなど、各国のナショナル組織が情報交換をしながら、互いの支援の質を高め合っています。
ホームスタート・ジャパンは、HSWの一員として、質の担保委員会(クォリティ・アシュアランス・コッミッティ)に委員を輩出しています。
※HSWでは資金援助などは行っておらず、各国の組織は独自に資金を得て実践しています。