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石川県白山市のホームスタート責任者から、支援活動のご報告

石川県白山市のホームスタート責任者から、支援活動のご報告

能登を応援してくださる全国の皆様へ

能登半島地震支援募金をいただきまして、ありがとうございます。
石川県白山市ホームスタート・はくさんのオーガナイザー川上です。
今日は、最近のこちらの状況を少し皆さまにご報告させていただこうと思います。

能登半島地震から1か月が過ぎました。
毎日の報道でも伝えられていますが、家屋の倒壊に加え、断水などのライフラインの復旧も長引き、1次避難所生活から金沢以南に2次避難されてくる方が多くなり、金沢市をはじめ白山市や加賀市でも被災地区からの親子と関わる機会が増えてきました。

ホームスタート・はくさんの拠点にもなっている子育てひろばには、毎日、自主避難されてきた親子が来られています。ひろばには、ホームスタート・ジャパンから送られてくる沢山の支援物資があり、皆さんにお渡しできています。必要な物はそれぞれに違います。こどものためのおもちゃ、おやつ、肌着や靴下、洋服、ミルクやオムツなどをお渡ししながら、お母さんやお父さんの話を伺います。初めの頃はお互いに涙でしたが、最近はこれからの生活の話が多くなっています。能登に戻るか、金沢市や白山市で新生活を始めるか、戻りたいけれどいつ戻れるのか・・など、皆さん大きな決断の中にいらっしゃいます。今は家族がバラバラに離れている方も多く、こどもたちの事をママが一人でみなければいけない状況もよく聞かれます。

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毎週末には被災地域の親子の交流を図るために「ほっとサロン」も始めましたが、自主避難は各自それぞれの選択なので、新しい地域での子育て情報が届きにくいのではないかと心配しています。保育園や学校、乳幼児健診や行政窓口などでチラシを渡してもらったり、2次避難所やこども達の居場所などのネットワークで相互の情報を伝えあったり、加えてママ達の口コミもお願いし、日々走り回っています。その他に、妊産婦避難所でのこどものあそび場運営やサロンの開催、物資の提供や妊婦健診の同行などしながら寄り添い、傾聴し、相談につなぐこともできています。

能登では、現地のこども達にとって日常の場であった保育園や支援センターも被災しています。やっと再開できたところも少しずつありますが、まだまだ通常通りとはいかず、支援者の皆さんも自らも被災しながら、こども達のために工夫し頑張っていらっしゃいます。現場のニーズに応じながら、こどもたちや、保護者の皆さん、支援者の皆さんのために後方支援をしていきたいと思います。

ホームスタートのつながりを通じて、全国のたくさんの皆様から、心温まる応援のメッセージとともに支援金をお寄せいただきました。そのお陰で、わたし達は、震災直後から支援活動を始めることができ、現在も続けられています。本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
これからも、ひきつづき応援くださいますよう、よろしくお願いします。

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能登半島地震への支援募金

募金の受付はこちらからお願い致します。
https://congrant.com/project/hsj/10502
ご寄付いただいた方からの応援メッセージなどもご覧いただけます。

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