ホームスタートとは

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About

親と子どもに幸せな人生のスタートを届ける
無料の子育て支援「ホームスタート」

子育ては、親としての大事なスタートであり、子どもの人生の大事なスタートです。しかし、今の日本では、子育てが大変になる一方だと思いませんか?
子育てに不安や悩みを抱える親子を家庭の中で安心安全に支援できるホームスタートという仕組みを提供しています。

ホームスタートを利用したいご家庭へ

「頼れる人がまわりにいない」「不安、孤独、手が足りない…」
無料で、気軽にご利用いただけます。

動画で見るホームスタート

利用者・ホームビジター(ボランティア)から見たホームスタートの魅力を動画で紹介しています。



東京都の「こどもスマイルムーブメント大賞 特別賞」を受賞したことから、活動紹介の動画を制作していただくことができました。



YouTubeチャンネル【THREE FLAGS -希望の狼煙-】の番組に、森田圭子代表がお招きいただきまました。

ホームスタートの仕組み

ホームスタートは、妊婦や乳幼児がいる家庭に、
研修を受けた地域の子育て経験者がボランティアとして訪問する「家庭訪問型子育て支援」です。

全国各地で、子育て支援NPO、保育園・幼稚園・こども園を運営する団体、児童養護施設を運営する団体など、さまざまな団体がそれぞれの地域の運営団体となり、ホームスタートの訪問活動を担っています。

ホームスタートの歴史

ホームスタートは、イギリスのレスターで1973年に始まりました。
現在、世界22カ国で活動しています。

ホームスタートの支援内容

ホームビジター(子育て経験者のボランティア)による傾聴と協働

傾聴

  • 話したいこと(不安 / 悩み)を聴く
  • 気持ちを共有、がんばりを認める
  • 傍らにいて、会話を楽しむ
  • 子育ての経験談・情報を伝える

協働

  • 一緒に食事やお菓子を作る
  • 一緒にひろば・健診に行く
  • 一緒に子どもと遊ぶ
  • 一緒に支援の窓口へ行く

ホームスタートは、ベビーシッターやヘルパーのように親の代わりに家事育児をする人ではなく、週に1回2時間程度(約2ヶ月)4〜6回の訪問を通して親と一緒に家事育児をします。
子育てがわからない・不安な状態から、少しでも前向きに子育てに取り組めるように、親に寄り添い悩みや不安を聞き、自分で家事育児ができるようにサポートする支援を届けています。

なぜ、ホームビジターは無償のボランティアなんですか?

ホームスタートは、親の気持ちに寄り添うことを中心にした支援です。専門職の方が相手だと、「なかなか話せない」「こんなこと聞いてもいいのか」など、親が一人で抱え込んでしまう原因になることもあります。だからこそ、友人や親戚のようにゆったりと一緒に過ごせる子育て経験者の無償ボランティアが訪問しています。

ボランティアが家庭に入ることで問題は起こらないのですか?

訪問するボランティアは約30時間にも及ぶ充実した研修を受けています。
訪問中に知ったプライバシーに関する情報は個人情報として慎重に扱い、秘密は厳守されます。
何か質問や困ったことがある場合などは、いつでも運営団体のスタッフ(オーガナイザー)に相談できる仕組みがあります。

支援の質を高めるためのオーガナイザー・運営委員会

ボランティアによる家庭訪問を安心安全に続けるためには、質を担保する仕組み、専門的な知見やアドバイス、行政との連携などが欠かせません。

オーガナイザー

各地域の運営団体(スキーム)に所属し、ボランティアの募集や研修などを担当します。
利用者からの申し込みを受け付け、どのようなニーズがあるかヒアリングし、相性なども考えてボランティアの方とマッチングします。
訪問日程の変更が必要になった時に日程調整したり、利用者の方に何か疑問があった時に相談に乗ったり、必要に応じて行政機関や他の子育て支援団体に紹介するなど、安心安全に訪問活動を続けるための要となる存在です。

運営委員会(トラスティ)

ホームスタートでは、活動を支えるための運営委員会を地域ごとに組織する仕組みになっています。
この運営委員会には、地元の大学の研究者、行政の子育て支援部門の職員、保健師や助産師などの専門職の方に委員になっていただいています。定期的に開催している会議の場でそれぞれの立場からアドバイスをいただいたり、必要な関係組織とつないでいただくなど、さまざまな観点から活動を支援いただいています。

ママ・パパのニーズを
事前に把握

ホームスタートでは、オーガナイザーが利用家庭を初回に訪問する際、所定のフォーマットに従って、
ママ・パパのニーズを聞き取り、それを踏まえて訪問の計画を立てます。
その時に、最も多いニーズは下記の3つです。(2022年度実績)

高い満足度が10年以上継続

ボランティアによる一連の訪問が終了した後、
オーガナイザーが利用者から感想やニーズが満たされたかをヒアリングし、その結果を記録してきました。

平均して約9割の家庭で悩みが軽減されるという結果が10年以上継続しています。

ご利用家庭の体験談

中川愛弓さん

4歳、4か月の母親(当時)

子どもにとって、普段できない体験

来ていただく前は、娘は人見知りが激しくて、初対面の方とはうまく遊べないことが多かったので心配していました。来ていただいたらすぐに打ち解けて、元気いっぱい遊んでくれるようになって、帰る時間になっても、帰らないで!とか言い出して・・・。
子どもにとって普段できない体験ができたのが価値でした。私もビジターさんの遊び方を見て、すごく遊び方が上手な方が来ていただいたので、こういうふうに対応できたらいいと勉強になったので、そこが価値を感じたところかなと思います。

K さん

2歳・0歳の母親

コロナ禍での妊娠中に

上の子は人見知りが激しくて、最初、ホームビジターさんが来た時には泣いてしまって。でも、3,40分程したら落ち着いて、次の週は大丈夫でした。それまでは、私が家事で傍を離れるとすぐ泣いていたんですが、家事をしている時にビジターさんと一緒に遊んでもらったリ、散歩に一緒に行ったり、楽しそうにしていて安心しました。コロナで外に行きづらいし、人と話さないし、子どもにとっても、私にとっても貴重な時間でした。4人の子どもがいるビジターさんだったので、出産のときの話を聞いたり、ちょっと愚痴を聞いてもらったり、励まされました。

利用家庭の体験談

このホームページでは、利用家庭の体験談を紹介しています。ホームスタートを利用する前は?ホームスタートを利用してどう変わったか?など、利用家庭の声をぜひご覧ください。

ホームスタートの特徴 〜行政施策の「すきま」に届く支援〜

子ども・子育て支援の施策が強化されてきた中で、
すでに多くの支援メニューがありますが、届いていない「すきま」があります。

  • 例えば…

    地域子育て支援拠点事業

    子育てひろばなどに足を運ぶのが苦手だったり、その余裕がない親は利用できない…

  • 例えば…

    乳児家庭全戸訪問事業

    保健師などが気になる家庭を見つけても、継続して訪問できるほどのマンパワーがない…

  • 例えば…

    養育支援訪問事業

    リスクが高い家庭を優先せざるをえず、気になる家庭まで手が回らない…

  • 例えば…

    ファミリーサポート事業

    親自身を直接支援できず、親自身の家事・育児力が向上しないことがある…利用料を払えない家庭も…

ホームスタートは、対象となる家庭を限定せず、誰でも無料で気軽に使うことができ、子育てひろばに来ることができない親子などを自宅で支援でき、親の心の安定や家事・育児能力の向上にもつながる特徴があります。

ご寄付のお願い 私たちとともに
幸せなスタートを
届けませんか?

私たちは、ホームスタートの全国普及を目指して活動を続けています。ホームスタートの仕組みを持続的に発展させていくためには、皆様からのご支援が必要です。私たちといっしょに、地域のつながりの中で子どもが幸せに育つ社会の実現を目指しませんか。