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11月13日、東京都がボランティアに参加している方、参加したい方を応援するためのセミナーが開かれ、認定NPO法人ホームスタート・ジャパンの森田圭子代表が活動紹介・トークセッションに登壇しました。参加申し込みが170人を数えるオンラインイベントです。
イベントは、東京都の担当者の挨拶の後、早稲田大学文学学術院の石田光規教授の基調講演から始まりました。
「令和時代の子育ての実情~綱渡りの子育てを応援するために~」というテーマです。

石田光規教授は、『「ふつう」の子育てがしんどい』(晃洋書房、2023年編著)などの著書があり、「孤立」や「つながりづくり」などを研究しています。
自分が父親になった時の実感も含めて、子育ては、「ふつう」の人が「ふつう」にやっていて、「できて当たり前」だと思うかもしれないが、今の社会では必ずしもそうではないことを調査結果も織り込んで話されました。
結果的に、子育てが「孤立」に陥ったり、親が自分はだめだと「自己否定」につながってしまう社会的な要因などがとてもわかりやすく伝わってきたと思います。
続いて後半は活動紹介・トークセッション。
石田教授がファシリテーターになり、認定NPO法人こまちぷらすの森祐美子理事長と、認定NPO法人ホームスタート・ジャパンの森田圭子代表理事が登壇しました。

認定NPO法人こまちぷらすでは、まち全体で子育てをする社会をつくるために、横浜市戸塚区で2つのカフェを運営し、地域と企業から「出産祝い」をお送りする「ウェルカムベビープロジェクト」などに取り組んでいます。
森代表の話では、カフェには共用の冷蔵庫があって地域に住む人がお互いに気軽に「おすそ分け」できる仕組みや、「出産祝い」の品を用意したりメッセージを書いたりする際に地域や企業の人に手伝ってもらうなど、ボランティアと一口に言っても多種多様な参加方法を用意していることが印象に残りました。

ホームスタート・ジャパンの森田代表からは、家庭訪問しているボランティアさんの体験談の動画や、ボランティアさんアンケートの声を中心に、ホームスタートの活動内容や仕組みを紹介しました。

イベントの最後は、参加者からの質問の時間。「新しく来たボランティアがスムーズに活動に溶け込めるよう意識し
この日の録画は、(ちょっと時間がかかるようですが)後日、東京都のホームページで公開される予定です。
今回のイベントの詳しい内容やゲストのプロフィールなどは、こちらにあります。
https://www.vln.metro.tokyo.lg.jp/learn/topics/746836
東京都では、ボランティア活動等の裾野拡大やボランティア文化の定着に向け、今回のセミナーの開催や東京ボランティアレガシーネットワークの運営などを行っています。
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【東京ボランティアレガシーネットワークのホームページより、趣旨説明】
東京ボランティアレガシーネットワーク(VLN)は、東京都の公式ボランティアポータルサイト。東京都と(公財)東京都つながり創生財団が運営しています。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をきっかけにオープンし、ボランティアに関わる人たちが一層つながっていくことを目指しています。
スポーツや観光、福祉や国際交流など、多彩なボランティア情報を掲載中。
東京ボランティア・市民活動センターの「ボラ市民ウェブ」、日本財団ボランティアセンターの「ぼ活!」とも連携し、情報を発信しています!
募集情報や体験談、活動の魅力が分かる読み物を通じて、あなたにぴったりのボランティアがきっと見つかります。
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ボランティアをしたい方は「個人ユーザー登録」、ボランティアを募集したい方は「団体ユーザー登録」ができますので、よろしければご活用ください。
https://www.vln.metro.tokyo.lg.jp/