トップに
戻る

最新情報

新しく活動が始まる千葉・流山市のボランティア養成講座を取材しました

新しく活動が始まる千葉・流山市のボランティア養成講座を取材しました

新しくホームスタートの活動が始まる千葉県流山市では、初開催のホームビジター(訪問ボランティア)養成講座を5月から7月にかけて10回にわたって開催、14人のボランティアさんが新しく誕生しました。
その1コマに参加させていただくことができたので、その様子をお伝えします。

0708-1.png

この日のテーマは、「家庭の中で活動する ~傾聴と協働の実際~」。
ボランティアさんが、利用家庭を訪問した際にどういう活動をするのか、演習形式で学ぶ時間です。この日はホームスタート・ジャパンの森田圭子代表が講師を務めました。

ホームスタートでは、運営の中心になるスタッフは「オーガナイザー」と呼ばれ、オーガナイザーがママ・パパの希望などを聞いた後、ボランティアさんと一緒に家庭を訪問、利用者とボランティアをお互いに紹介します。
この日の研修の最初は、参加者が、ママ、子ども、オーガナイザー、ボランティアの役にそれぞれ扮し、自宅を訪問して挨拶し、自己紹介する場面などを実際にロールプレイでやってみることで、自分が何を感じるか、迷うとすればどういうことかなど、考えます。

続いては、2人1組になり、お互いに教えあいながら、折り紙を作ります。

0708-2.png

この折り紙は、ママとボランティアが「協働」する(一緒に家事や育児をする)ときの気持ちの動きなどを体感するためのワークショップとして設計されています。

0708-6.png

楽しかったり、迷ったり、一緒に手を動かすことで出てくる気持ちの動きを聞いて、整理していきます。
ボランティアが家庭を訪問した際にも、家事や育児の方法を「一方的に教える」といったやり方ではなく、ママのやり方を尊重しながら「一緒にやる」ことの意味を体感してもらう意味があります。

そして次は、ある家庭を想定したケース・スタディ。難しい状況を抱えた、ある家族の例を共有し、ママの気持ちや子どもの気持ちを想像して、付せんに次々と書き出していきます。

0708-4-2.png

参加者から出てきたさまざまな意見を、グループ分けして整理します。
ひとつずつ見ていくと、人それぞれ感じるところが違ったり、いろいろな対応の可能性があることが自然に伝わってきます。

0708-5-2.png

ボランティアになる皆さんにとって、講座が終了して自分が実際に家庭を訪問することになった時、どういう風に話したり、声掛けをすればいいのか、不安に思うところもあると思いますが、実際にそういう場面を想定して動いたり話したりすることで、実務的に学べる時間になったのではないかと感じました。

参加者の感想は

”私だったら思いつかないことを皆さん発言して、これからやっていくのに、とても参考になります”
”自分が行く時のかなり具体的イメージができました。声掛けひとつでも良くなることもあるし、疎まれてしまうこともあるので、自分の言葉に気を付けたいと思いました”
”子育てで自分が失敗した、大変だった、困った体験が、自分の強みになるんだと感じました”
”自分が子育てに悩んだことを思い出しながら、「みんなの子ども」という感じで関われたらと思いました”

【参考】ボランティアの訪問の流れなどは動画で!

利用の申し込みから、最初の説明、ボランティアとの顔合わせ、そして訪問など、実際の様子は動画(約5分)を見ていただくのがわかりやすいと思いますので、ご覧ください。

その他にも、利用者の体験談や、ボランティアさんの声など、さまざまな動画がありますので、ホームスタート・ジャパンのYouTubeチャンネルでご覧ください!
https://www.youtube.com/@homestartjapan1439

チャンネル登録もぜひお願いします!

関連する記事

  • こどもまんなか社会を実現する『寄り添い型の訪問子育て支援』説明会(8/6)を開催
    最新情報

    こどもまんなか社会を実現する『寄り添い型の訪問子育て支援』説明会(8/6)を開催

  • 佐賀でのイベント(7/4)を地元の中間支援組織に紹介いただきました!
    最新情報

    佐賀でのイベント(7/4)を地元の中間支援組織に紹介いただきました!

  • ホームビジター養成講座実施のお知らせ【ホームスタート・二葉】東京都新宿区
    最新情報

    ホームビジター養成講座実施のお知らせ【ホームスタート・二葉】東京都新宿区