活動報告

新宿でのインタビュー

新宿区のホームスタート二葉でホームスタートを利用された中村さんと宜保さんにお話をお伺いしました!

最初にホームスタート利用のきっかけをお話しいただけますか?
中村さん 3歳のお子さん
生まれた時からとっても手がかかる子で、周りの子どもと比べてもいつも、いつも泣いていて、自分の子どもだけ泣いていてツライ気持ちでいっぱいでした。そんなときに児童館でパンフレットが置いてあるのを見て知りました。

宜保さん 9ケ月のお子さん
沖縄から結婚して引っ越してきました。出産時も里帰りできなかったので、心身ともにヘトヘトになっていたころに、社宅に住んでいるお母さんに新宿には地域子育て支援センターが二葉にあるし、HSもされているから利用するといいよと薦められて知りました。

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ホームビジターさんがおうちに来るという抵抗は?
・やっぱり来られる日は少し片づけましたね。どんな人が来るんだろうかとか、特にうちの子どもは人見知りするので心配でしたが、子どもがなついていくのが何より安心でした。
・心と体のバランスが保てなくなっている感じがして、このままじゃ自分がおかしくなりそうだ、と感じて、以前勧めてもらったHSを利用しようと思い立ちました。最初はやっぱり、どんな人が来るのかな?というのが心配でしたね。ただ、その前にオーガナイザーさんと話もできましたし。家がちらかっているということはありましたけど、そのころは気持ちが荒んでいて、そのことを気にする余裕がなかったですね。

具体的にどんな風にホームビジターと過ごしましたか?
・とにかく話をきいてもらっていました。自分の母親は早くに亡くしていて、義母には言いづらいことなど、受け止めてもらえて、自分のお母さんのような感じで安心して話せました。
・一緒に食卓で子どもを抱いてもらっている間に自分自身ご飯を食べられたり、掃除したり、と、それまで当たり前のことなのにできなかったことができていって、気持ちがすっきりしました。本当にありがたかったです。

ホームスタート終了後どうでしたか?
・子どもの人見知りが減りましたし、自分も気持ちを溜め込めなくなったかなと。子どもが生まれたころ、もっと早くにHS利用していたら、と思っています。
・ちょっとだけアドバイスをもらえたところも参考になったし、気持ちに余裕が生まれました。4回で訪問は終了したのですが、本当はもう少し来てもらいたかったですね。

最後に今日来られている皆さんへ一言お願いします。
・子どもって自分一人だけではやっぱり育てられないなと思うのです。いろんな人に助けてもらうことが必要だと感じました。「孤独」って本当にツライし、周りが関心を寄せてくれていると思えることがとても大きな支えになります。HSはボランティアの方々がうちに来て下さる活動で、ビジターさんのあったかい気持ちが感じられて、とても心強いです。
・今では、主人にも子育てを手伝ってほしいと言えるようになったし、自分ひとりで子育てしているという感覚が薄らいできました。