活動報告

妊娠中の利用体験談:馬場さんのお話

ママ 馬場さん 30代後半  子ども 2歳、0歳(インタビュー当時の年齢)

 

〇ホームスタートを知ったキッカケは何でしたか?

コロナ禍の2020年春、新潟市から長野市に夫の転勤に伴い引っ越してきました。当時子どもは0歳で、慣れない土地での生活の上、知り合いは誰もおらず、コロナ禍ということもあり、新しい交友関係を築くこともできずに孤独を感じていました。そんな中で、なんとか状況を変えたいと思い、インターネットで「長野市 子育て支援」などの単語を入れて検索し、見つけたものの中にホームスタートがありました。すぐに申し込もうとしましたが、原則一回限りの利用なのだと思い、それならもったいないので本当に困った時までとっておくことにしました(笑)。二人目の予定もあったので、妊娠出産での利用であれば産前、産後と二回利用できるのにも魅力を感じて。ありがたいことにその後まもなく授かることができたので、満を辞して申し込みをした形です。

〇ホームスタートの最初の印象はどんなでしたか?

ボランティアの方が来てくださるとのことだったので、もし相性が良くなかったらどうしよう…という不安は少しありました。無償でのことなので、もし万が一なにか上手くいかないことがあったとしても言いづらいな、とは思っていて。
ただ、長野市では子ども広場とホームスタートさんが密接に連携していて、広場を利用した時に、スタッフさんがホームスタートの担当の方を呼んでくれて、その場でお話を聞くことができたので、それでだいぶ敷居が下がりました。不安な気持ちが解消されたのでとてもありがたかったです。

〇ホームビジターさんと一緒にどんな風に過ごしましたか?

基本的には毎回自宅に来ていただいて、上の子と遊んでもらいました。8月で真夏だったのと、妊娠後期で体も辛く、出かけることがなかなかできずにいたので。上の子は体力を持て余していたのですが、家族以外の人と遊ぶのがとてもいい刺激になったようで、毎回とても楽しそうに遊んでいました。その日は疲れるのかすんなりとお昼寝をしてくれるので、わたしもとても助かりました。一度だけ一緒に子育て広場に行ってもらったのですが、その時は走り回る上の子を追いかけて見ていてくれたので、お腹が痛くならずに済んで助かりました。

〇利用してよかったこと、ご自身で感じた変化などあればお聞かせください。

利用させていただいたのが今年の8月で、ちょうどその頃にコロナウイルスの感染者が最多となり、感染した妊婦さんの搬送先が見つからずに赤ちゃんが亡くなってしまう事件もありました。そんな中で精神的に参ってしまいそうになりましたが、毎週のホームスタートの活動によって社会との繋がりを保つことができて、孤独感が薄れましたし、不安な気持ちも和らぎました。

〇メッセージがあればお願いします。

利用させていただいてすごく助かりましたし、励みにもなり、本当に感謝しています。いつか自分も同じように恩返しができたらな、と思っています。しばらくは難しいですが、子どもたちの手が離れたら!